活動報告

2018年12月10日、北電に対し抗議文「非常用発電機の不具合放置に抗議し、泊原子力発電所の廃炉を要請します」を提出

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2018年12月10日、当会は北海道電力に対し抗議文「非常用発電機の不具合放置に抗議し、泊原子力発電所の廃炉を要請します」を提出しました。

今回の抗議文を提出するまでの経過

2018年12月6日、「泊非常発電、9年間不良気づかず」というニュースが報道されました。

原子力発電にとって安全対策の要である非常用発電機が、配線の端子をねじ止めせずたまたま制御盤との接触があったため通電していたという際どいもので、一歩間違えれば外部電源が喪失し、非常用電源も故障した福島第一原発の事故と同じ、甚大な水蒸気爆発に至るものでした。

この事態を受けて、当会は2018年12月10日北海道電力に対して「非常用発電機の不具合放置に抗議し、泊原子力発電所の廃炉を要請します」と題した抗議文を提出しました。

抗議文「非常用発電機の不具合放置に抗議し、泊原子力発電所の廃炉を要請します」

2018年12月10日に当会が提出した抗議文「非常用発電機の不具合放置に抗議し、泊原子力発電所の廃炉を要請します」の内容は以下の通りです。

2018年12月10日

北海道電力株式会社代表取締役社長  真弓 明彦 殿

泊原発の廃炉をめざす札幌北区の会

非常用発電機の不具合放置に抗議し、泊原子力発電所の廃炉を要請します

 2018年12月6日付け北海道新聞による、「泊非常発電、9年間不良気づかず」の記事は驚愕そのものでした。我々泊原発の廃炉をめざす札幌北区の会では12月5日に9月6日北海道胆振東部地震によるブラックアウトに関し、貴社に要請書を提出したばかりであるだけに尚更でした。

記事によると原子力発電にとって安全対策の要である非常用発電機が、配線の端子をねじ止めせずたまたま制御盤との接触があったため通電していたという際どいもので、一歩間違えれば外部電源が喪失し、非常用電源も故障した福島第一原発の事故と同じ、甚大な水蒸気爆発に至るものでした。

貴社は外部電源を絶やさないよう、送電線を2系統から3系統に増やし受電ルートを多重化したとし、原子力規制委員会に再稼働を申請していましたが、今回のような凡ミスが露呈するようでは対策よりも杜撰な体質そのものを改めなければ申請する資格すらありません。

今回の胆振東部地震では、直下型地震がいつどこで発生するか分からないという、多大な犠牲を払った結果の教訓を得ました。そして、苫東厚真発電所が火力発電であったため、被害はボイラー、発電機の損壊で済みましたが、これがもし苫東厚真が原子力発電であったならばその上に放射性物質を周囲に飛散させ、北海道が居住できなくなる事態に陥るところでした。

そして、地震だけでなく、津波、火山、異常気象等、災害の形はさまざまで、その都度人々は学び、対策を施してきましたが、原子力発電だけは後追いで学ぶ訳には行きません。

核分裂という無限に増殖し、制御が困難でその上放射性物質を伴う厄介な反応を貴社は経済性を追求するあまり発電に採り入れましたが、原発事故だけは起こってからでは遅いのです。人知を超える災害や現象はこれまでもたびたび起こってきました。そしてこれからも起こるであろう想定外の事態に対し、すべてをあらかじめ対策することは不可能です。たとえ対策を万全に取ったとしても、今回のような人的ミスは、人が介在する限りゼロにはできません。

非常用発電機の不具合について、陳謝や釈明でなく、泊原子力発電所を廃炉にすることが唯一の対策であることを貴社はいまこそ学ぶべきです。

以上、2018年12月10日に北海道電力に対して提出した抗議文「非常用発電機の不具合放置に抗議し、泊原子力発電所の廃炉を要請します」についてご報告しました。

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