原発に関する知識

原発の本当のコストはこんなに高い!

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原発の方が安いと言ってきた電力会社のウソ

政府や電力会社は、原発の発電コストは、火力や水力よりもはるかに安く、1kWh当たり6〜7円と言ってきました。
しかし、電力会社の有価証券報告書を調べた大島賢一(立命館大教授)による研究では、グラフ左側のように、実際の原発のコストは火力とほとんど変わらないことがわかりました。

原発コストの比較
金子勝(2013)『原発は火力より高い』(岩波ブックレット)記載から、簡略化してグラフ化

原発はいちど動かすと運転しっばなしで、出力調節ができません。
深夜電力が余ってしまうので、それを消費するために夜間に水をダムにくみ上げ、昼間に落とす揚水発電が必要になります。
その費用を入れると、原発のコストはずっと高いことも明らかになりました。

しかし、この計算には、まだ事故処理や補償、廃炉のための費用は入っていませんでした。
福島の事故でわかったように、事故が起きれば、電力会社は事故処理や補償を私たちの税金でやるのです!
政府は東電にすでに1兆円を支出、また原子力損害賠償機構からは約4兆円の交付金が認可されています!
本来なら電力会社がすべて自前で払うべきお金ですから、それも発電コストに入ります。
また、事故がなくてもいずれは廃炉にするわけですから、その廃炉費用もコストに加算すべきです。

原発の一部か廃炉になっていくと、残った原発の発電コストは?

何基かある原子炉の一部を廃炉にしても、地震や津波への安全対策は原発全体に必要ですから、寿命に近づいた原子炉から廃炉にしていくと、かかった費用は残った原発に上乗せされ、コストがさらに上がります。

金子勝(慶応大学)教授がこれらの費用をすべて入れて計算された結果は、図の右に示したように、泊原発では、賠償費用を現時点の福島のように4兆円とすれば約14円、将来も考え10兆円なら約18円になりました。大飯原発では約14〜20円、高浜原発ではなんと約15〜34円にもなります。

[出典]泊原発の廃炉をめざす会(2014)『知ってましたか? 原発をやめたほうが得する8つの理由』

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